③Memories of my dance life まっすぐに
スタジオ見学の1週間後から
レッスンを開始した私
しかし…
若いのに
元々
骨太で体が硬い上
運動らしい運動もしていなかったので
自分でも驚くくらい体がコチコチ
動きませんでした
先生にも
若いのに硬いね~…と言われ(呆れられ?)
まず
それが課題
(年齢的にも
ほぼ骨格が出来上がっていますからね)
それからは本当に毎日努力しました
自分の体の硬さとの向き合いは
今なお続きます
でもそれはマイナスではなく
私にとっての恵みです
硬いからこその学びが
たくさんあるからです
【ジャズダンスはアメリカ発祥
簡単に言えば
ヨーロッパのダンス文化と
アフリカのダンス文化が
アメリカという特有の風土や歴史の中で
融合したダンススタイルです
バレエなしにジャズは存在しません】
ジャズのレッスンは
ストレッチから
バレエ基礎
ジャズ基礎
ベーシックのルーティンは
毎回必ず行います
(時に先生の細かな解説や練習
筋トレが加わることもあり)
さらに振付に関わる基礎練習や
振付のフレーズを
ひとりひとりウォーキングしたりします
そして
振付に入ります
毎回違うダンスコンビネーションを
行う先生も多いですが
1曲の振付を作品として
少しずつ進める先生です
単にかっこいい振付にとどまらず
スタンダードジャズ
ポップス
バラード
R&B
映画音楽
ラテン
スパニッシュフュージョン等々
(バレエやジャズのキャリアだけでなく
フラメンコの経験もお持ちの先生です)
いろんな作品の
いろんな振付や表現
ニュアンスを
勉強させて頂きました
これだけ多彩なニュアンスで踊れて
教えられる先生は
本当にすごいとしか言いようがありません
自分で言うのもなんですが
シェネやピルエット等
バレエテクニック
ジャズターン等の
ジャズテクニック
振付の習得や覚えが早く
先生に
「ほんとにバレエやダンス
やってなかった?」
と
疑われるくらいでした
自分の体にテクニックや表現を
染み込ませていく感覚が
(まさにスポンジです)
踊れるようになっていく感覚が
ものすごく快感で
楽しくて
それまでの自分の人生を
ダンスで取り返したいような
感覚にさえなりました
「ダンス」
という文字を見るだけで興奮するくらい
寝ても覚めても踊っていたいくらい
ハマりました
ジャズダンスを始めてからの数年は
無我夢中でした
始めた頃は
まだ
ジャズダンスブームの
余波が残る時期だったので
スタジオにも活気があり
ウィークデーは毎日レッスンがありました
週1回から
週2回へ
さらには
ウィークデーは全て通いつめ
土日も自主練にスタジオ通いする
ハマりっぷりです
踊るための鏡や床や空間
「ダンススタジオ」
という場が大好きで
ただただ
スタジオで踊っていたかったんですね
踊っている自分が好きだったのです
そんな私の行動が
気に入らないメンバーからの
妬みやひがみや無視
つらいことも多々ありました
(主宰の先生だけは
いつも味方となってくれました)
純粋に踊りたい気持ち
上達したい気持ちの何が悪いのか
私にはわかりませんでした
私はただ
踊りたかったのです
ダンスさえあれば
幸せだったのです
(最初の数年間は
私のその後のダンスライフにとって
とても重要な時期だったと
今は感じています
単に長ければ良いのではなく
その中身が本当に大切ですね)
でも
毎日毎日
踊り続ける日々が
永遠に続くわけはなく
4年目くらい
23才頃だったと思います
踊りすぎて腰痛を引き起こし
整体通いをしたり
(県内では治らず東京の渋谷まで通いました
腰の痛みは首の歪みから起きていました)
さらには
自律神経失調症(パニック障害)を患い
半年間
ダンスができませんでした
徐々に再開したものの
ペースダウンして続けているうちに
自分の中に迷いも生まれてきました
なんのために
私は踊っているんだろう
なんのために
続けているんだろう
答えがわかりませんでした
行き先が見えませんでした
20代後半に入り
いろんなことが人生に入り込み
悩みも増え
純粋に踊ることが
できなくなっていたのでしょう
まっすぐだった道に
変化が訪れていました
もちろんその間
レッスンだけをしていたのではありません
舞台等
様々な経験をしました
次回④で
続きとともに
振り返ってみようかなと思います
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