⑥Memories of my dance life 出会うために

自問自答しながら
揺れに揺れていた頃は
精神的にもつらいことが多く

もう
止めどきなのかな

という気持ちが
心に過ったことも事実です

でも
私からダンスを取ったら
何もない
私は
ダンスしかできない

本当にやりたいのは
ダンスだけだし

「私はまだ全然踊れていない」

という感覚が
どうしてもぬぐえなかったのです

ある日

町から町をまたぐ
緑豊かな
自転車と歩行者専用の長い小道を
気晴らしに散歩していました
(軽いエクササイズもかねて)

歩いて
どこにも寄らずに
帰るつもりでいたと思うのですが
なんとなく
何を買うでもなく
ふらっと
コンビニに立ち寄ったのです

当時
コンビニに入ると
まず雑誌コーナーに行く癖があり

その時も
何も考えず
足は雑誌コーナーへ

足を止め
たくさんの雑誌の表紙を
なんとなく眺めていて
ある雑誌に目が止まりました

「ケイコとマナブ」

それまでも
書店でスクール情報を見たりしていたし
特に目新しいことはないけど

なんとなく手に取り
ページをめくりました

ある写真が目に飛び込んできました

真っ赤な写真(笑)

炎のように鮮やかな
赤い背景に
溶け込むように舞う
ひとりの女性
(赤い衣装で
赤いベールを
ダイナミックにひるがえす先生の姿
まだベールとか知らないので
よくわからなかったんです~笑)

ベリーダンス…
(「ブームなおケイコ」というページ)

大きな写真の横に
ダンスについての解説文がありました

見出し
「女性の美しさを
全身で表現できる
魅惑のダンス」

読んでいくうちに

「本来は音楽に合わせ即興で踊る」

「官能的で情熱的な踊りができる」

「ダンサーの個性を強烈に出せる」

という

ジャズとはまた違う
未知な領域へ拡がっていくような
喜びのような感覚
心が踊るような感覚

コンビニにいることを忘れるくらい
そのページに入り込んでいて

ハッと我にかえり
即購入
(そのページのためだけ
他のページは必要なし)

そのページは
今も大切に保管しています
このページなしに今の私はいないのです
【ケイコとマナブ2005年6月号】

ページには
もちろん
スクール情報が記載されていました

ただ
私はなぜか
まず
地元のカルチャーで講座を探してみたのです

ありました
2つか3つくらい

そのうちのひとつを見学したのです

正直に書きますと

見ていられませんでした~笑

全く
レッスン
講座
というレベルではありませんでした
(カルチャー運営会社自体もレベル様々
見極めが必要と実感!)

真似事で楽しませているだけとすぐにわかり
がっくり…
お遊び的な光景に
その場にいるのが苦痛でした

講座として存在していることが
信じられなかったです
ブームのマイナス面の表れ
と言えるかもしれません

ダンスをわかっていない人
(あるいはカルチャー運営会社)
ダンスを利用しようとすると
おかしくなってしまうんでしょうね

スポーツクラブの方が
フィットネスとカルチャーを
分けて認識していますし
身体を使うという意味で
ダンスに対する意識は高めかなと思います
(全てがそうなのかはわかりませんが)

東京だから…
山梨だから…
とか
場所ではなく〈意識〉なんですよね

『これはダンスじゃない』
私の心が叫んでいました
(これも必要なプロセスだったんですね~
無駄はないのです)

迷わず
記事のスクールに行くと決めました

それからは
意図せず
書店でなんとなく手に取った本に
ベリーダンスについて書いてあったり
不思議なシンクロが続きました

また
まっすぐな道が
見えてきました

ダンスを
また1から始めることが
なんだか嬉しくて
ドキドキワクワクしていました

それは
それまで感じたことのない
ワクワク感でした

目の前に
新たな道が現れ

ジャズのレッスンに
行くことはなくなりました

私は

ベリーダンスと出会うために

ジャズからベリーへ移行するために

東京へ導かれていたんだな~と

今は感じています


⑦へ続きます✨







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